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浜田省吾を聴いてみたい方に
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とらわれの貧しい心で


ファースト・アルバム最後の曲、「とらわれの貧しい心で」です。
アコースティックギターの弾き語りによるフォークソングっぽい楽曲で、完成度はかなり高いのでは。

 そして とらわれの貧しい心は
 たったひとつの真実も見分けられぬままで
 同じところを何度も彷徨い歩き続け
 会う人を理由もなく傷つける


60年代末期に社会を襲ったプロテスト・ソングの強い影響が感じられますが、これは本家ボブ・ディランの影響によるものかもしれません。
とにかくメッセージを全面に押し出したスタイルは、当時としてはまだ珍しかったもの。
60年代末期〜70年代初期のフォークソングは強いメッセージで支持を得たものの、フォークソング運動は急速に萎え、「四畳半フォーク」に代表される個人の世界の歌へと突入します。
以降、メッセージは社会へではなく自分自身へ発せられるものとなり、社会的なメッセージソングはすっかり絶えたかに見えていた時代。
あえて、浜省は社会派としてのスタイルでファースト・アルバムにぶつかっていったのでしょう。

 そして とらわれの貧しいこの国
 顔背けて犯してきた誤ちの償いを
 すべての空へ すべての人の上にへと
 子供等の明日を巻きこんで


写真の中で浜省が着ているカーディガンは彼の母親のもの。
ジャケットは彼の父親がいつも着ていたものだったそうです。
まさしく等身大の浜省が、そこではギターを抱えて歌っていたのです。

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| 全曲レビュー(1-生まれたところを遠く離れて) | 19:12 | - | trackbacks(0) |
生まれたところを遠く離れて


アルバムタイトル曲「生まれたところを遠く離れて」です。
「最初で最後のアルバムのつもりだった」と語った浜省本人の気迫が、この1曲から伝わってきます。
アコースティック・ギターによる弾き語り。
ブルースのコード進行で、浜省はまるで泣いているかのようにトツトツと歌い続けています。

 どこの町でも聞かせてやるさ
 捨てた故郷とひきかえの馬鹿息子のRock&Roll
 だけど少しばかりの紙切れを稼げたら
 両親(ふたり)に小さな家を買ってやりたかったおれさ


デビューアルバム発売当時の「週刊プレイボーイ」で、浜省はこんな風に評価されています。

新しいポップな感覚に溢れた曲作り、個性の強い声の質……浜田はそのキャッチフレーズのとおり"シティボーイ"の悲しみと怒りを歌うロック詩人(シンガー)であるようだ。もしかすると、浜田省吾は、オレたちの感覚に一番近いニュー・スーパー・スターでは……ないだろうか。


ほとんどが否定的な評価ばかりだった中で、既に浜省の特質を見抜いていた人たちもいたということなのかもしれませんね。

 生まれたところを遠く離れてうたう
 この子に いつの日にか光が見えるように


浜省の「迷いと混乱の中 沈んでいた70年代」(『My First Love』)は、こんな風にして始まっていたんですね。


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| 全曲レビュー(1-生まれたところを遠く離れて) | 17:31 | - | trackbacks(0) |
HIGH SCHOOL ROCK&ROLL
B面2曲目「ハイスクール・ロックンロール」です。
チャック・ベリー「ジョニー・B・グッド」に代表される古典的ロックンロールの形式で、高校生の気持ちを歌っています。
この頃からロックンロールやりたかったんだな〜という気持ちは伝わってきますが、古典様式はキャロルのモノマネみたいに受け取られる危険性はあったかもしれませんね。

 750CC(ナナハン)高速飛ばして マッポに追い回され
 夢見た気侭な生活もただのままごと
 親父の望みは ひたすらひとり息子の出世だけ
 お母ぁ これ以上おいら我慢出来ねぇ


様式も古典的ですが、内容も古典的なのがいいです(笑)
はっきり言って現代では笑える内容になってしまっていますが、当時としてはかなりリアルな描写だったのだと思います。
これの続編が「あばずれセブンティーン」というか。

 近頃少しだけど理解りかけてきたんだ
 金と権力が無けりゃ どうにもならねぇ
 奴等がつくったからくり 汚ねえやり口
 お母ぁ これ以上おいら我慢できねぇ


歌詞の最後にはやはり社会的なメッセージが登場します。
ところで、ライブ音源の「LITTLE ROCKER'S MEDLEY」の中にこの曲も登場しますが、さすがに歌詞の一部が代えられていますよね。
「ダンス」→「ディスコ」、「お母ぁ」→「おーママ」みたいに。
アレンジも良くて、楽曲としては悪くないんだなあと80年代になって思ったような気がします(笑)
なんだかんだ言って、好きな曲なんですが。

尾崎豊の「ハイスクール・ロックンロール」を思い出しますね。
ライブ映像の中、「みんな、オレの作った『ハイスクール・ロックンロール』って曲を知ってるかい?」なんて叫ぶシーンは、浜省が乗り移っちゃったみたいで笑えます。

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| 全曲レビュー(1-生まれたところを遠く離れて) | 07:53 | - | trackbacks(0) |
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