CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
浜田省吾を聴いてみたい方に
RECOMMEND
RECOMMEND
<< Walking in the rain | main | ガラスの恋 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
彼女はブルー
浜田省吾1996年発表のアルバム「青空の扉」収録曲です。
浜田省吾先生お得意の「友達以上恋人未満」な男の子と女の子の関係を歌った歌です。
一緒に暮らしていた彼氏の部屋を出てきたばかりの女の子と、その女の子に密かに恋心を寄せている男の子。
歌は男の子の気持ちを歌う形で進行していきますが、男の子は自分の思いを遂げることなく、女の子のお世話をしちゃってます。
「もうひとつの土曜日」の別バージョンという感じもしますが、「もうひとつ」のように男の子が踏み出したりしないところが、この歌のポイントです。
冷静に考えてみると、男の子にとっては非常に「おいしい」状況だと思われるのですが、踏み出そうとはしないところに男の子の、あるいは作者である浜田省吾の信条が現れているような気がします。

君の部屋はまだ家具もなくて
彼のアパート出てきたばかり
"カーテンの色は何色がいいかな…"なんて呟いてる
片想いのままで終わらせるはずの心が揺れるよ
今夜 君とどこか遠くの海まで走りたい
でも君の心は今もブルー
その唇にそっとキスしたいけど このまま帰るよ
明日も友達で会えるから
ピュアだった1970年代の浜田省吾がそのまま大人になったような歌詞に共感を覚えちゃいます。
なんだか相変わらずだな、って感じで。
でも、こういう大人のラブソングが出てきたことっていうのは、実はとても重要なことなんじゃないかなって思います。
大人になったら、いつでも誰かと簡単にセックスしているっていう、そういう音楽の中のイメージをぶち壊してくれる歌っていうか。
20代になっても30代になっても片想いしてたっていいじゃないか、10代の頃のピュアの心を持ち続けていてもいいじゃないかっていうメッセージ。
ある程度の年代になった人たちにとっては、とても力強いメッセージ・ソングだったんじゃないでしょうか。
簡単にヤッちゃう女よりも、もっと大切なものがあるんだという気持ちが、この歌からは溢れているんですよね。
もちろん、主人公の性格が弱いということも考えられるのですが(笑)
僕はこの歌をもっと肯定的な片想いのラブソングとして考えたいと思ってます。

過ぎた日々の彼との想い出を話してる
窓の外を見つめて
"愛ははかなく 契約なんてないのよ"と笑いながら
何も食べてないんだろう?
痩せたね 横顔 悲しいくらいに
まあ、こういう恋はひとつの勇気ではないかと思われます。
「いい人ね」で終わってしまう恋なのか、あるいはこの後に「もうひとつの土曜日」へと発展していくのか、それはやっぱり男の子の決断次第なんじゃないかなという気がして。
でも、世の中、出会い系だの不倫だのが当たり前のような世の中になっていて、まだこういうピュアな歌が存在することに、僕は心からほっとしますね。
倫理(人の道)踏み外した恋愛を罪の意識なく話せる人ばかりの世の中で、「友達でいたいから、キスもできない」なんてちょっと信じられませんから。
まあ、不倫の恋も浜田省吾先生お得意のテーマなんですけれど(笑)
あれ、この歌の主人公って独身なんですよね?
これで男の子が妻帯者だったりしたら笑っちゃいますね。
それもある意味浜省らしいけれど。

「愛がすべてだよ」って不倫相手にささやくよりも、「友達でいたいから、キスできない」って行動で示す方が、僕にはとても真っ当な生き方だと思っています。
これからも、そう思い続けたいし。

| 全曲レビュー(21-青空の扉) | 18:06 | - | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 18:06 | - | - |
この記事のトラックバックURL
http://shogo21.jugem.jp/trackback/165
トラックバック