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DADDY'S TOWN
浜田省吾1984年発表の「DOWN BY THE MAINSTREET」収録曲。
当時からめちゃくちゃに大好きなロックンロールで、僕の中では浜田省吾フェバリットの1曲に入る曲です。
テーマは故郷を出ていく少年。
海辺の工業地帯に住む少年が、今まさに生まれ故郷にさよならを言おうとしている様子が描かれています。
舞台はもちろん浜田省吾の故郷である呉なんでしょうね。
故郷を「DADYY'S TOWN」と表現したセンスって素晴らしいと思います。

ラジエター洗い オイルを換えて
煙草と毛布とギターをバックシート積んで
仲間とおちあう バイパスのドライブイン
今夜 シーサイドの奴等を叩き潰す
これが最後のファイティング
"さよなら"のかわりさ
夜が明ける前にこの街出ていく
歌は100%少年の気持ちのままで進行していきます。
まだ高校生だった僕は、この曲にクラクラしていました。
当時、浜田省吾は既に30才を過ぎ、少年とは呼べない年代。
それでも、こういう歌を歌えたんですね。
このアルバムについて、浜田省吾はこんなコメントを残しています。
「今まで"独立記念日"や"ハイスクール・ロックンロール"なんかで、ティーンエイジャーの歌を歌ってきた。でも、僕ももう30才を過ぎて、いつまでも10代の代弁者なんて言えない年齢になってしまったし、僕のやってきた音楽というのはもう次の世代に受け継がれたと思う。今回"DOWN BY THE MAINSTREET"というアルバムで少年の気持ちを歌うのは最後、これからは成長していく男の歌を歌いたいと思ってる」
つまり、浜田省吾が「少年としての歌」を歌うのはこれが最後だという、そういう宣言だったわけです。
この曲の中にある「これが最後のファイティング」は「少年としての歌を歌うこと」に対する訣別であり、「夜が明ける前にこの街出ていく」というのは、新しいスタートを切ろうとしている浜田省吾の所信表明だったのかもしれません。
もちろん当時はそんなことを思うわけもなく、浜田省吾はいつまでも少年のままだって信じていたのですが(笑)

いつも こぶし痛めて 誰かと殴り合った
争う値打ちなんか 何もない通りで
Good-bye little Daddy's town
コンビナートのあかりに浮かんだ
Good-bye little Daddy's town
悲しい程ちっぽけなMy hometown
若かった頃、僕はなにか苦しいことがあるとこの歌を歌っていたような気がします。
新しいスタートを切ることの希望が、この歌には満ち溢れていたからです。
佐野元春が「すべてをスタートラインに戻してギヤを入れ直してる君」と歌ったときと同じように、この歌は僕に明るい希望を与えてくれました。

サウンド的にはパンチの利いたシンプルなロックンロール。
当時のコメントでは「ビーチーボーイズ風のコーラス」とありますが、ビーチボーイズよりずっとパワーのある曲だと思います。

その後、浜田省吾は公約通りに「少年としての歌」を歌うことなく、自分の年齢にあった歌を歌い続けています。
そういう意味で、この歌はもう二度と戻ることのできない、浜田省吾にとっての"DADDY'S TOWN"なんじゃないでしょうか。
| 全曲レビュー(11-DOWN BY THE MAINSTREET) | 19:09 | - | trackbacks(0) |
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